京都新町病院は、日本郵政が経営していた「京都逓信病院」が前身で、2022年に医療法人知音会が譲り受けた病院です。知音会は建物の老朽化や人件費の高騰もあり、法人全体の経営が難しく、法人全体を守るためなどとして、2025年4月廃院を決め、病院の幹部らには10月の臨時会議で廃院を告げられている。
知音会は他の医療法人への譲渡も検討したが見つからなかったとのことで、廃院が決まったとしていますが、記者会見した幹部らは「職員や患者の今後について全く説明されず、廃院は一方的に進められた。法人の都合だけで地域医療を奪おうとする今回の方針は到底見過ごすことはできない」と話したそうです。
その後の会見でも事務局長は令和4年に30億円で譲渡された病院が、3年後の現在は75億円~80億円の価値があるようで、不動産管理会社に譲渡されることになっているようです。
この間住民らは府と京都市に対して廃院の差し止めを求める八千筆以上の署名を提出し、また病院差し止めを求めた仮処分申請をするも、京都地裁に却下されました。過去の京都の準公的な病院を見てみると、専売病院は譲渡数年運営後にはフォーシーズンというホテルになり、NTT病院は数年後には病院は辞め、外来と透析に運営の形が変わってます。そして今回は廃院である。京都市内の医療はこれでよいのであろうか。住民は不安になるであろう。
*朝日新聞 12月13日掲載と、記者会見より
