注意喚起、情報共有です。皆様も自主点検や確認にて適切な運営ができるように心がけましょう。本件は関係諸法令の遵守を考える情報として共有いたします。
南相馬市は、昨年9月患者さんからの指摘があり南相馬市立総合病院において、外来リハビリテーションを施術するにあたり、施術前に必要となるリハビリテーション前診察が長年行われていなかったことが確認され、総点検の結果対象者は少なくとも259人であり、市は患者返還金額が4,477,585円、保険者返還金額が19,415,728円であることが判明し、現在返還作業や必要な手続きが行われていると発表しました。
病院の発表によると、職員が診察は不要と誤解していたことなどが原因と発表している。返還金は民法の消滅時効が10年間であることから今後返還金は増える見込みがあるが、2012年10月から2015年12月までの期間は電子カルテ導入前であり、この間の対象者は病院側で確認されておらず、返還の対象者は今後増る。同病院は今後ホームページなどで周知して対象者の把握を進めるとしている。
また今回の事案の再発防止について、職種間の垣根を越えた情報共有と職員個々の意識改革を図ると共に、関係法規の遵守についても周知徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
出典:南相馬市役所