京都私立病院協会、勝目やすし氏と懇談会開催

令和8年6月27日、京都商工会議所において自由民主党厚生労働部会長代理である勝目やすし衆議院議員が京都私立病院協会主催の懇談会に出席されました。

開会にあたり、協会会長より、日頃の医療政策への尽力に謝意を示すと共に、物価上昇や人件費高騰の影響により病院経営が厳しい状況にあることの発言がありました。今回の診療報酬改定についても十分な対応とは言い難く、医療提供体制の維持に懸念があると述べるとともに、看護師養成においても学生確保が厳しい状況にあることから、人材確保の重要性を強調しました。

これに対し勝目やすし議員は、物価上昇、人手不足、生産年齢人口の減少など複合的な構造変化の中で、従来の制度だけでは対応が難しい局面にあるとの認識を示しました。また、今回の診療報酬改定は賃上げや物価上昇に対応したものであるが、十分であるのかは今後の検証が必要であり、現場データの蓄積と実態把握が重要であると述べました。さらに、看護職員の確保が医療提供体制の維持に直結する重要課題であるとし、現場の声を政策に反映させていく考えを示しました。

意見交換では、まず勝目議員より最新の医療情勢について説明が行われ、物価上昇に伴う医療資機材や建設資材の高騰、さらには石油関連製品の供給不安などが医療現場に影響を及ぼしている現状に懸念を示しました。また、社会保障制度改革を巡る議論についても、患者や家族への影響を踏まえた慎重な制度設計の必要性があると述べています。看護師紹介手数料の高騰の課題などについても意見が交わされ、医療提供体制の持続性確保に向けて、現場の実情を踏まえた柔軟かつ迅速な政策対応の必要性が共有されました。

京都私立病院報 2026年7月 第760号 より一部抜粋
参考資料
*日医 on-line 「令和7年 病院の緊急経営調査―令和5年度、6年度実態報告―」
https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012437.html
*厚生労働省 令和8年度診療報酬改定の基本方針について

クリックして001586548.pdfにアクセス

*日本経営グループ 緊迫する中東情勢:日本の医業経営への影響
~上野厚生労働大臣の会見から考える、供給網の混乱とコスト高騰への対策~

緊迫する中東情勢:日本の医業経営への影響~上野厚生労働大臣の会見から考える、供給網の混乱とコスト高騰への対策~


*厚生労働省 看護を取り巻く現状について

クリックして001689160.pdfにアクセス