7月7日(日)「医療・介護分野におけるリハビリテーション政策の動向と職能活動」というテーマで日本理学療法士協会 職能推進課長 野崎展史先生にご講演いただきました。
研修会開催に先立ち、参議院議員 田中まさし氏より「健康寿命の3年間の延伸と言われる状況であり、リハビリテーション職が重要となっている。国政の中でも早い段階からリハビリテーションを実施することの重要性という部分が言われてきている。一方でリハビリテーション職の賃上げに取り組んできた結果、2.5%~4.5%と明記されたが、まだまだ不十分である。」と近況報告がありました。
野崎先生の研修内容は、2024年の報酬改定に伴う急性期から回復期、維持期、介護福祉へのポイントをわかりやすくご説明いただきました。早期からリハビリテーションを行うことの重要性が議論され、地域包括医療病棟も新設された背景や、急性期病棟のあり方、救急の下り搬送について、医療介護連携の必要性などのお話がありました。また、人口動態を元に直近の課題や中長期の課題について政策が取れており、リハビリテーション専門職のニーズと需要の高まりが示されました。