リハビリテーションを考える議員連盟 第5回総会開催される

冒頭に挨拶をする 議連会長 鈴木俊一衆議院議員

―「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」実施職種に理学療法士等を明示するよう要望 ―

2020年2月5日(水)、衆議院第2議員会館多目的会議室にて、リハビリテーションを考える議員連盟(以下、リハ議連。会長:鈴木俊一衆議院議員、自由民主党総務会長)第5回総会が開催されました。リハ議連からは会長の鈴木俊一先生はじめ国会議員29名、また厚生労働省保険局担当者、全国の理学療法士関係者を合わせて約150名近い方々にご出席いただきました。

今回の総会では、厚生労働省が進める「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」の実施職種として、理学療法士等を明示するよう日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会とともに半田一登会長より要望し、出席された議員の皆様からも要望実現に向けた力強いご意見をいただきました。リハ議連からのご意見に対し、厚生労働省保険局担当者から従来の保健事業計画を再検討し、リハビリテーション専門職が関与できるように再考するという発言がなされました。

我々はリハビリテーション専門職の職域確保という意味合いだけでなく、地域住民、利用者の方々にとってどのような形が最善なのかを常に念頭におき活動しております。

今回、政府の事業計画が現場のニーズからずれてしまっているという問題意識から、議員連盟の活動を通して、多くの国会議員の賛同を得て、厚生労働省に再考を促すことが実現できたことは、現在まで地道に行ってきた日本理学療法士連盟の政治、選挙活動に対する大きな結果であり、今後の活動の力にもなります。

小川克巳参議院議員をはじめとして、リハビリテーションを考える議員連盟の与党議員、職能団体の皆様、そしてこのように多数の与党議員が集まって、議論できる場を作り上げてくださった全国の皆様とその活動に感謝を申し上げます。

本事業が現場のニーズに合った形となり、理学療法士の皆様が地域貢献できるようになることを期待します。今後とも引き続きのご支援を何卒宜しくお願い致します。