リハビリテーションを考える議員連盟 第9回 総会に出席

2024年6月11日

衆議院第一議員会館にてリハビリテーションを考える議員連盟第9回総会が開催され出席してまいりました。参議院にて各委員会が開催され、理学療法士で議員連盟事務局次長である田中まさし参議院議員を含め参議院議員の出席が難しい中、国会議員出席107名(代理出席含む)、また平日昼間にもかかわらず全国のリハ専門職団体103名も同席し会場が埋め尽くされる会となりました。岐阜県より金子俊平衆議院議員(岐阜4区)にご出席いただきました。

会長である鈴木俊一 衆議院議員より冒頭ご挨拶として「私たちの生活を考える中で、リハビリテーションの仕事は年を増すごとに重要性を増している。今年は特に能登半島地震において避難所で身体があまり動かさない状況になっている方々に対する対応などご尽力をいただいた。国民生活になくてはならない重要な仕事であるが処遇面で厳しい状況であることに対して、今回の報酬改定で給与面や職場環境で改善をされる一歩を踏み出した。今後もフォローアップをしっかりやっていかなければならない。今後リハビリテーション専門職の役割はますます拡大することがあっても縮小することはない。様々な課題を解決するために頑張ってまいりたい。」と述べられました。

リハビリテーション専門職の現状と要望について、日本理学療法士協会 斉藤秀之 会長、日本作業療法士協会 山本伸一 会長、日本言語聴覚士協会 内山量史 会長より下記について、3協会の合意事項としてそれぞれ分担して報告がなされ、それに対して厚生労働省、こども家庭庁、文部科学省、内閣府防災担当より現状の施策等の説明が行われました。

1.人材確保のための物価上昇等を上回る継続的賃上げ及びキャリア形成支援への助成
2.高齢者・障害者の自立生活力を向上するための取組の強化
3.災害時の被災者に対するリハビリテーション支援の強化
4.ユニバーサルヘルス・カバレッジに係るアジア・アフリカ健康構想におけるリハビリテーション支援等の推進 協議意見交換において、今回も下記のように多くの国会議員の皆さまより活発なご意見をいただきました。

リハ3協会より提出された要望事項がリハビリテーションを考える議員連盟の決議として承認されました。多くの国会議員の賛同が得られるようになり、リハビリテーションの期待が大きくなっていることを実感しつつ、さらに政策要望を前へすすめられるよう都道府県において我々の現状を地元国会議員の皆さまにご理解いただき、引き続き支援の輪を広げていくことも継続してまいります。