2024年12月12日(木)
憲政記念館(代替施設)にて、リハビリテーションを考える議員連盟第10回総会が開催されました。
国会議員が36名(代理出席を含めると101名)、全国よりリハビリテーション関連団体79名が会場を埋め尽くすように集まりました。岐阜県からは顧問 野田聖子 衆議院議員、副会長 古屋圭司 衆議院議員、渡辺猛之 参議院議員(秘書代理)に出席いただきました。
会長 鈴木俊一 衆議院議員のご挨拶の後、新規入会者21名が書面で紹介され、役員選任について事務局長 田野瀬大道 衆議院議員が幹事長に承認され、事務局次長 田中まさし 参議院議員が事務局長に承認されました。
健康で自立した生活力の向上に資するリハビリテーションの強化・推進に向けたリハビリテーション専門職三団体からの要望として、日本理学療法士協会 斉藤秀之 会長はじめ日本作業療法士協会 山本伸一 会長、日本言語聴覚士協会 内山量史 会長より説明され、それに対して関係省庁の担当者より説明と回答なされました。
意見交換において
副会長 古屋圭司 衆議院議員より「報酬が中々上がらない。医療・社会福祉全体を考えると難しい一方、議員連盟としてピンポイントで要望していくべき。ワーキンググループを作り、最大限に取り組めるような仕組みを作るべき。鈴木会⾧指示のもと準備いただきたい。先般の選挙においても、地域において理学療法士の方々にはお世話になっている。ご支援いただいた分はしっかり答えていく事が重要である。」とご発言いただきました。
顧問 野田聖子 衆議員議員より「まずお願いしたいことは賃上げ。私は当事者のようなもので、3団体の方々に息子を支えていただいている。リハビリテーションをすることでこどもたちは劇的に変わるが、厚生労働省の資料を見ても、リハビリテーションは基本的に高齢者の能力回復のためと国民に伝わっている。こどもたちの脳性麻痺や低酸素脳症などにも急性期であるほど効果があるにも関わらず、顧客が高齢者に寄っている。こどもとのアクセシビリティが制限されている。訪問リハビリテーションがあるとレスパイトという側面もあり、ダブル効果である。問題は予約がとれない。経済が成り立たない側面もあるため、そちらの方面にも賃上げを進めていただきたい。」とご発言いただきました。
事務局長 田中まさし参議院議員からも、「議論を進める上で厚生労働省医事課、医療課、老人保健課に専門官のような担当官を置いていただき、3課の課⾧と専門官と3団体の代表者と定期的に議論する場を作っていただきたい。法改正の議論を含めた話をできるだけ早く進めていただきたい。」ご発言いただき、担当課より「ご提案のようなかたちですすめさせていただく。」と回答がなされました。
意見交換後、3団体の要望事項をリハビリテーションを考える議員連盟による決議案について説明され、満場一致で承認されました。
一歩ずつ理学療法士を取り巻く環境がより良い方向へ整備されていくことを改めて実感いたしました。日頃より連盟活動にご理解ご協力いただいている皆様のおかげであり、引き続きリハビリテーションを考える議員連盟の議員の皆さまとの連携を図り前進してまいりますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。