会長の挨拶

2018年5月より宮城県理学療法士連盟の会長を務めさせて頂いております羽田です。宮城県理学療法士会では地区担当局と政策検討委員会を担当しております。連盟の大きな目的は、理学療法士がその唯一無二の専門性を遺憾なく発揮できる法(しくみ)を整備することによって士会の政策提言を実現し、国民(県民)の健康と生活を守ることです。

そのために、士会と連盟を有機的に結び付け、会員のネットワークに体温を感じる血液を流すこと、そして理学療法士が活躍する未来に向けて共に進んでいくよう組織のエンゲージメントを高めることが私の役割になります。それらをベースにした県連盟活動の重点項目(2018年度)は次の3つです。

 

1.理学療法士の声を国政や県政に届ける活動

2.士会との連携を強化した組織づくり

3.広報および研修会活動

 

まず、1の「理学療法士の声を届ける活動」は、地方議会議員との信頼関係を築くことはもちろんのこと、理学療法士の組織代表の政策を応援する活動も含みます。組織代表とは、組織の課題を誰よりも熟知し会員の声を集約することができる人です。どうぞ田中まさし先生の全国後援会にご入会ください。思った以上にハードルが低いことに驚くことでしょう。

次に、2の「組織づくり」です。去る5月15日、連盟の新役員が決定いたしました。士連連携(士会と連盟の連携)を掲げる宮城県では、そのほとんどが士会役員の皆様方です。さらに士会のブロック長を中心に、区長、班長、施設長といった新たなネットワークを構築し、士会と連盟の情報が隈なく行き渡る体制を整えていきたいと考えております。どうか先入観を捨てて「理学療法士の未来は理学療法士がつくる」と私たちで決めましょう。

最後の3「広報・研修会活動」は、例えば、新人オリエンテーション・第一回生涯学習部研修会や協会指定管理者研修会などにおいて、県連盟よりご挨拶させて頂くとともに、会場内に連盟ブースを設置して認知を広げる活動を地道に行っております。また、独自の研修会や意見交換会など、若い人が集いやすい研修会企画を若い理学療法士が練っております。

このような活動を通して、少しずつではありますが今まで顕在化していなかった県内の理学療法士の新たな輪が広がっていくのを実感します。県連盟活動の真のレガシー(業績)は、県下に心通い合う理学療法士の新時代コミュニティーを生むことです。団塊世代が75歳以上になる2025年には地域包括ケアシステムが構築され、高齢者人口がピークになる2040年には社会保障が重大な局面を迎えます。このような節目を前に、大きく動く制度に対して優等生よろしく座して待つことはできません。理学療法士のコミュニティーで育てた現場中心の民意を示し、医療福祉政策に深くコミットしてこそ、国民が豊かで健康的な社会生活を送ることにつながるのです。どうぞ皆様、宮城県理学療法士連盟の今後の活動にご期待ください。

宮城県理学療法士連盟 会長

羽田 智大