会長の挨拶

2018年5月より宮城県理学療法士連盟の会長を務めさせて頂いております羽田です。宮城県理学療法士会では地区担当局と政策検討委員会を担当しております。連盟の大きな目的は、理学療法士がその唯一無二の専門性を遺憾なく発揮できる法(しくみ)を整備することによって士会の政策提言を実現し、国民(県民)の健康と生活を守ることです。

そのために、士会と連盟を有機的に結び付け、会員のネットワークに体温を感じる血液を流すこと、そして理学療法士が活躍する未来に向けて共に進んでいくよう組織のエンゲージメントを高めることが私の役割になります。これまでの多くの活動を通して、少しずつではありますが今まで顕在化していなかった県内の理学療法士の新たな輪が広がっていくのを実感します。

県連盟活動の真のレガシー(業績)は、県下に心通い合う理学療法士の新時代コミュニティーを生むことです。団塊世代が75歳以上になる2025年には地域包括ケアシステムが構築され、高齢者人口がピークになる2040年には社会保障が重大な局面を迎えます。このような節目を前に、大きく動く制度に対して優等生よろしく座して待つことはできません。理学療法士のコミュニティーで育てた現場中心の民意を示し、医療福祉政策に深くコミットしてこそ、国民が豊かで健康的な社会生活を送ることにつながるのです。どうぞ皆様、宮城県理学療法士連盟の今後の活動にご期待ください。

宮城県理学療法士連盟 会長

羽田 智大