平成30年度の始まり 鹿児島県理学療法士連盟会長挨拶

『チーム医療』。 よく皆様も現場で耳にする言葉だと思います。
このチーム医療を進めるためには、お互い専門家同士のコミュニケーションが必須ですし、かつ、お互いの職種の業務(役割)を知らねば、中心におられる患者様に、チームとしてしっかりとした医療(治療・説明等)の提供ができないでしょう。現在、私たち理学療法士は、医療・介護・福祉の世界で、様々な職種の方とチームを組んで活動をしています。そのメンバーの方々と話しをし、他職種としてリスペクトしコミュニケーションを取り、お互いの役割を理解して動いています。

さて、少し世界を広げて、皆様は一社会人として(医療等と関係ない世界で)どういう職種の方々とチームを組んで活動しておられますか?
1つの例として、私たち理学療法士協会と理学療法士連盟は、政治(政策)活動の一環で、政治や行政に携わる方々といろいろと意見交換(県民の健康増進について、また、職域拡大について等)をしています。いわば、チームとして動いています。
ただ、本当にチームの一員として「理学療法士」という職種を理解して頂いているのか。逆に、私達が行政の方や議員の方々の業務を理解しているのか、しっかりとしたコミュニケーションが取れているのか、こちらの事を、相手の事をお互いもっと知る必要があるのではないか、と常に考えていました。
そういう背景もあり、鹿児島では皆様に声をかけて、議員さん方と直接お話する機会を作りました。お互いの職種(役割)を理解し、コミュニケーションを深め、より強固な関係作りを構築する事で成果に繋がると考えます。またお声をかけますので、是非お気軽にご参加下さい。

皆様に応援頂いた「小川かつみ」参議院議員は、今年の夏で丸2年の議員活動期間となります。2年経過した今夏、鹿児島で成果発表会をして頂きたく、ご本人と鋭意交渉中です。また、ご存知のように、今年、日本理学療法士協会・連盟の組織代表候補となった「田中まさし」氏(理学療法士)は、北海道の大学教員であり、まだあまり九州には馴染みがありませんが、人懐っこい笑顔と行動力で、必ず私たちの期待に応えてくれると確信しています。また、必ず鹿児島へ来られますので、顔と名前を覚えて頂きたいと思います。
今年、上記お2人や、理学療法士を理解して下さる議員さん方等を交えての報告・研修会や、協会と日時が被らない時に学術的な研修会も企画したいと考えています。また、この新しいホームページ等にてお知らせ致します。

私たち理学療法士が元気で安心して仕事ができる環境作りは、私たちを必要として下さっている方々にも、元気になれる安心した治療の提供に繋がると信じています。
「支える力を笑顔に!」というキャッチフレーズで進めて参りますので、これからも連盟活動にご理解ご協力を宜しくお願い致します。

鹿児島県理学療法士連盟会長 村山芳博