中江連盟副会長よりコラムが届いています。

– 自分のことは自分で守るための政治活動 –

日本理学療法士連盟

副会長 中江 誠

私は理学療法士(以下PT)を,「リハビリテーション分野において不可欠な専門職であり,職能・学術両面を研鑽し,広く公益に資する団体として活動する職種」と理解しています。しかしながら,日本国民にリハビリテーションの必要性は浸透しましたが,PTが同じように認知されている職種とは言い難く,我々の生活や職域に関する如何ともしがたい課題が多く顕在していると思います.それを解決するために,政治活動における他の医療職との違いやPTがすべき政治活動と連盟の意義について述べさせて頂きました(理学療法福岡26号,p7-12 2013).

PTの本業は医療介護分野におけるリハビリテーションを中核とする,国民に利する職種であることに間違いはありません.ただし,技量をいくら磨いても,利用する場が無ければ意味はありませんし,利用されても安価では,生活が心配ですよね?仕事の要素は,給与とやりがい(達成感)だと考えています.両方のバランスが保たれて成り立つものです.給与の原資は医療介護報酬,やりがいは職種としての深みと,職域の広がりです.そのような意味からも,小川克巳参議院議員(以下議員)を与党から誕生させたことは,国政におけるPTへの追い風になるものと考えています。それは,日本が政党政治で成り立つ国だからです.しかも政権政党でなければ,いくら良いことでもことは動きません.そのような意味で,自民党から組織代表議員を輩出したことは,とても重要なのです.

日本理学療法士連盟の田中会長は,「法制度を作る場や行政の場に理学療法士の声を代弁する人材を送り込む必要がある」と言われています.その原動力が,私たちPTによる継続した政治活動をしていくことなのです.日本理学療法士協会と日本理学療法士連盟の両輪による職能・学術・政治の3つの要素を推進力とした活動の意味を,正しく理解して行動することがPTの未来を明るくします.

今秋にも衆議院議員選挙が実施されるようです.全国で理学療法士を支援して頂いている国会議員の方々も出馬の準備をしています.恩を仇で返す人はいないですよね?どうか地元の都道府県士会や連盟から,政治活動に関する話があった場合は,自分たちの政治活動だけでなく,ぜひとも協力を宜しくお願いします.はっきりと言えることは,その行動が私達の想いを,確実にかたちにしていきます.

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中江 誠

日本理学療法士連盟 副会長
高知医療学院 理学療法学科卒後、小倉リハビリテーション学院の教務部長や、玉木病院リハビリテーション科長・北九州総合病院理学診療科科長などを経て現在は医療法人社団青寿会 武久病院にてリハビリテーション部部長として活躍する傍ら、日本理学療法士連盟副会長として理学療法士の地位向上に尽力している。